【PCX150】他人のバイクを直してみる #10【整備篇】


いよいよ、今回のご依頼も仕上げの段階?液体関係を一気に交換しちゃいやす。

が、前回の投稿で「要検討案件」が発生したと宣いましたが、具体的にどんな案件だったのかを説明いたしますと、PCX150(KF12)には「コンビブレーキ」なるホンダ独自のブレーキシステムが搭載されているとかで、、、完結に解説しますと、リアブレーキを作動させる際にフロントブレーキも動作させて前後ブレーキのバランスを取ることで、制動距離などを短くするとのこと(作用的にはABSと似ている)。

その為、フロントブレーキのキャリパにピストンが3つ内蔵されていて、2つは通常のフロントブレーキ用、残りの1つがコンビブレーキ用に作動するらしい。

ところが、キャリパは共用しているにもかかわらず、ブレーキラインは別系統になっており、コンビブレーキ用のマスターシリンダやリザーバタンクも装備されているのですが、それがフロントの外装の中に隠されているそうでして、こちらもフルード交換をするとなると、今更ながら外装を取っ払わないといけないわけでして、、、。



正直言って、パッドの交換する時に第3のピストンなんて見た記憶がないのだが???

ところが、写真を見たら確かに真ん中にピストンの痕跡がガッツリ残ってるじゃないっスか。
こんな片押しピストンキャリパに3つのピストンを内蔵させるとは・・・ホンダよ、正気か!?
まあ、エア抜き用のエアブリーダが2つ付いてるのに気付いた時「???」って感じだったけど、わけのわからん機構を搭載しやがって、、、で、問題はそのコンビブレーキ用のフルードを交換するか、否か、、、。

結論・・・やんない。

フロントブレーキは、パッド交換をしたような形跡があるけど、コンビブレーキのフルード交換なんてやってないでしょ・・・買った時から。

そもそも、現オーナーは全くの無頓着なお方、コンビブレーキとやらが効こうか効くまいが気にもしてないのは明白、故に「漢だったらコンビブレーキなんぞに頼らんブレーキングを心がけよ」・・・ってぇ、ことでやんない。



通常通りにフロントブレーキのフルードのみ交換ということで、倉庫に転がっていたホンダ純正のDOT4ブレーキフルード(その昔、ホームセンターで在庫処分にて激安だったので買った)。

結構な昔に買ったが、使えそうなので在庫処分でPCXに使ったるっ(それでも結構残るが)。



大昔に自作したエア抜きツール(500mlのペットボトルに耐油ホースをブッ刺しただけ)をエアブリーダに取り付け、8ミリのメガネでブリーダを緩める。



アクロス再始動計画の際に制作したツールではあるが、後年になってワンウェイバルブを装備したことで、レンチを使うことなくブレーキレバーを握るだけでエア抜きが出来るようにしたので超絶便利(放置してたから汚いけど…)。



下側のエアブリーダ・・・これが噂の「第3ピストン用」ではあるが、ノータッチ(ぷ)。



続いてオイル交換。

当初はホンダ純正を使うつもりでいたものの、1Lで3千円オーバー(アマどん)だったの即却下。

定番のカストロール(1Lで1千円ちょっと)をチョイスしたが、何故に2本買ったのか?と言えば、Vベルトが新品なので「慣らし運転」を100キロ走る予定なので、だったらEPLを投入してエンジン内部の洗浄もやってやろうではないか、と。

まあ、10万キロ走ってますからね、、、このPCX。



と、言うことで・・・EPL PL-500です。

オイル添加剤としても最高峰ではあるが、故に洗浄力も究めて高いのだ!

ま、その分、高いけど(ぅ)。



オイルを抜いてみると、思ってたよりはキレイ?ではあったが、↑はオイルエレメントではなく、再利用可能なストレーナが内蔵されてまして、取り外してみたら何者?と言いたくなるような物体が出てきた。



PCX150(KF12)のオイル規定量は800ml、洗浄を考慮するとPL-500は1割の80ml投入するとして、本来ならオイルを720ml入れるとみせかけ、実際に800mlも入れると上限をオーバーしてしまう(オイルを抜いてもエンジン内部には結構残ってる)。

なので、総量として750ml程度として、オイルは670ml、PL-500は80mlで決定。
実際、750mlでレヴェルゲージの丁度MAXになったスね(ニヤ)。



10万キロオーバーの多走行車なので、折角だったから↑の用な部品もご用意。

ストレーナの蓋とレヴェルゲージにOリングを、ドレーンボルトに金属ワッシャを。

ま、気分ですな(馬)。



最後、クーラントの交換でっす。

はい、定規の倉庫に転がっていたクーラント(濃縮タイプ)。
ま、クーラントは、そーそー腐るものじゃないので古くても問題ナシ。
但し、メーカーによって色が違うので要注意。

更に、近年は「スーパーLLC(青)」なるクーラントもあり、従来のLLCより長寿命とのことではあるが、濃縮タイプのクーラントってナカナカ使い切らんのよねーーーーー。



幸い、このPCXはスーパーLLCではなく、通常のクーラント(緑)だったので、我が家のクーラントでOK(容量が小さいので余り減らんが…)。

ただ、当初の予定としては、これまた我が家の死蔵「ワコーズ ラジエータフラッシュ」なるラジエータ内部の洗浄剤を使うつもりでいたが、、、

ホントは、最初にオイル交換し、ラジエータフラッシュを使う場合、20〜30分ほどアイドリングさせる必要があるので、その間にフルード交換を、、、

と思ってたけども、時間短縮を考えてラジエータフラッシュを使うのは却下、通常交換だけでおわらせてしまうことに(ラジエータフラッシュはいつになったら使い切れるのだろう…)。

そんな次第で、ラジエータのドレーンを外そうとしたらカッチカチだったので手で回せず、プライヤーで回そうか?なんて思ってたら、このドレーン・・・トルクスレンチで外せるらしい。

が、こんなサイズのトルクス持ってませんけど、、、。



余談ですが、6角レンチのことは「ヘックス」、星形とか言われるのが「トルクス」。

それで、トルクスと言えば、数十年前まではMacに使われていた関係で、6.35sqサイズのラチェットをわたくし持っておりまして、試しに一番でかいサイズのビットを刺してみたら写真の通りです。

今回は、前回の8ミリのヘックスソケットと言い、バイスプライヤも含めて、過去の自分に感謝せずにはいられないっスねーーー。

で、滞りなくクーラント交換も終了・・・因に、クーラント交換する際はラジエータのドレーンだけじゃなく、エンジン側のドレーンも緩めてエンジン内のクーラントも抜かんといかんよ(マフラーの近くにボルトがある)。

あと、エア抜きもねっ。


これにて、残すは慣らしだけ(2度目のオイル交換とギヤオイル交換はあるが)。


ってーーーーー、思わせておいて、更なるトラブルが今更になって発生ーーーーー。

それも、2ヶ所!!!!!!!!!

まだまだ、続く、、、






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