【PCX150】他人のバイクを直してみる #7【フロントフォーク】


どーにか、フロントフォークのO/Hに辿り着きやしたが、ビッグスクーターのFフォークなんて当然やったことねーっスが、、、マニュアルも無いのに出来るのか?多少なりとも不安が残るものの、可能な限りウェブで先人達の叡知を参考にやってやりますよ。





先ずは、Fフォークの取り外しなんスが、まー、この辺は今までの経験でマニュアルが無くてもサクサクっと進みまして、唯一ウェブで確認したのはジャッキポイント。

最悪、外装を取り外さんといかんのか?と思ってたけど、案外そーでもなかったのである。

ちなみに、ブレーキキャリパはテキトーに紐で吊るしてありやす(ブレーキホースに負荷が掛らないよう)。



取り外したはいいけど、も・・・んー、マヂで汚ねーーー。

ブレーキダストとか、、、ただ、取り外した際にオイル漏れの証が、消えてしまった(F)。



そして、いざ「分解」となって面食らったのがコイツ。

一応、これでもフォークキャップらしいのだが、普通のバイクの様に六角ではなく、キャップを押し下げて、ストッパーであるCリングを外すといった行程で取り外すわけっスけど。

Cリングを外すには、精密ドライバーのマイナスなどでCリングの切れ目の端っこにドライバーの先端を噛まして、ひねればCリングが内側に曲って浮いてくるんだが、、、。

恐らく、このPCXが世に誕生してから今日まで一度としてバラされることなく、何故かフロントフェンダーが装備されてない(へし折れた形跡が…)ので、恐らく雨水とか散々っぱら浴び続けたことにより固着している感じで、仕方なく潤滑油(WD40)を吹き掛けて動くようにしたが、そもそもキャップを押し下げながらCリングを外すという芸当・・・ハードル高杉くん。

握力?が強ければ出来るのかもしれんが、少なくともオレには、、、ムリ!

これで、何かしらが折れてしまった(頭の中では方法を考え続けていたのは言うまでもない)。

一応、YouTubeとかで見つけた人は、オレも一度考えたが「PCXの為に買うのはなぁ、、、」という油圧プレスを使ってたが、まー油圧プレスがあっても損はないけど、、、。

ウチに油圧ジャッキ(たぶん2トン)が1コ転がってるからコイツを使って自作するか?

等々、いろいろ考えてたものの、コレという決定打が無く・・・しかーし、こんな時に限って天は我を見捨てず、救世主様を降臨させてくれるのです。



中学生の頃、使い方も使い道もよくわからずに買った「バイスプライヤ」という工具。

無論、現在は活用してますし、更に大きいサイズのバイスプライヤーも揃えてますが、正しくこの中学生の頃に買ったバイスプライヤーこそが救世主様なのでありやす。



一旦、両親指でキャップを押し下げ(右手はバイスプライヤーを持ちながら)、左手の親指で可能な限り押えつつ、Cリングの切れ目の対角より少し右側にズラした位置に(右利きなので、左利きの人なら左側にズラす必要がありやす)バイスプライヤーを噛ましてキャップを押さえ込み、悠々自適に右手で精密ドライバーを差し込んでCリングが半分くらい浮き上がってきたところでバイスプライヤーを外す。

但し、その際にキャップが飛び出さないようにキャップを押えながら行わないといけません。

余談ではありますが、中学生の頃に買ったこのバイスプライヤー・・・大きさも最適で、まるで「この日の為に買ったのではないか?」と言いたくなるくらいの救世主様に昇華されたのでありました。



ここからは夜中だろうが、一切の容赦なく、ちゃちゃっとバラしやす。

バラしたらパーツクリーナーで各部品を洗浄してオイルシールの取り外しに挑みます。

それにしても、フォークオイルってこんな姿になるのか?と思うほどに、自分が知っているフォークオイルとは全然異なる姿に、、、なんなら、ヘドロ?って言いたくなるくらい"ドロッ"とした物体が住み着いてましたよ。

で、洗浄したらオイルシールを取り外すわけっスけど、やっぱアクロスとか普通のバイクとは違って、力技で外すのか?的な感じで、普通はインナーチューブをスコンスコーンしてれば外れるんスが、インナーチューブが抜けちゃって違う方法で外すしかないらしい。

実際、Cリングと同様で固着してる感じでマイナスドライバーを差し込んだくらいじゃビクともせず、どーしたもんかと思案してたら今後そーそー使うこともないであろう「タイヤレバー」だったらマイナスドライバーより差し込みやすいだろうし、強度もあるっぽいので外せるんではないか、と。

タイヤレバーを差し込んでから360°回してから、レバーの掛かり具合を確かめながら"グイ"っとテコの原理を使いながら徐々にやっていくと「ぽこん(←イメージ的にひらがな)」って感じで無事に取り外せたという安心。



オイルシールが固着してたので、潤滑油を吹き付けてからサンドペーパー(#1200,#2000)を使って研磨、洗浄。

これで、新品のオイルシールをインストールする準備はでけた。



本来ならホンダ純正を使うべきなんだろうが、NTBからセットが売ってたんで他人のバイクを人柱に使うことに(値段的にはいうほど大差ないんじゃなかろうか?確認は取ってないが)。



セットになってるのは、メインのオイルシールとダストシールが2本分。

ところが、何故かもう一つオイルシールが入っていて、パーツリストを隈無くチェックしたんだけど・・・正直、隈無くチェックする必要もないくらいPCXには使わないオイルシール・・・何故なら、パッケージに「CB750F」って書いてあるから、、、。

NTBさん、、、どーしたらいいっスか?Webikeさんでもいいので、ご連絡下さい(ぷ)。



今回は、Webikeで最安だったカワサキ純正のG10(1L)。

ホンダ純正はアマどんで軽く3千円を超えていたので、、、ヤマハ、スズキも2千円越えなところ、2千円を切るカワサキさんの心遣いが五臓六腑に染み渡る今日この頃、うろ覚えだけど同じG10ありながらスズキ、ヤマハよりすこし柔らかかったような気がしたので、油面高を少し高めに・・・(不確定情報)。



フォークオイルを注入して、油面高調整・・・て、その前に、ブレーキキャリパのO/Hと同様に共洗いをしてみた(ヘドロ的なヤツがちょびっとだけ残っていて、パーツクリーナーを散々吹き付けてたけど取れなかったので…)。

何より、ウェブで見つけた情報によると「オイル量:118cc 油面高:75mm 」ということらしいが、左右合わせても240cc程度なので、油面高を上げるにしても1Lを使い切ることは有り得ないどころか、3/4も残ってしまうので余裕で共洗いができるわけっスね。

これまたアクロス再始動計画時代に自作したSST(スペシャル・サービス・ツール)「フォークスタンド」と「油面高調整ツール」をどれぐらい振りかわからんが、引っ張り出してきて油面高調整やっちゃいます(夜中ですけど)。

余談ですが、前夜に組み立てた時、ドレンボルト?フォークの底面にボルトが1本あるんですが、一応ネジロックを塗布したんスけど、このネジロック自体アクロスに使ったヤツなんで、ホントにネジロックとして機能するのか不安だったんで、夜中(23時過ぎ)にも関わらずインパクトレンチで締めたのはココだけの話(お隣さんチは新築で気密性が高いでしょうから、たぶん聞こえてないと思いたい!)。



アクロス再始動計画時代、ウェブ通販で4千〜6千円くらいしてた調整ツール、、、低予算でやらなきゃいかんかったので、自作してみた一品。

覚えていたのはクランプでアルミパイプを挟んでたなぁ〜・・・くらいだったんで、養生テープとかで固定しないといかんかもな、って考えてたところ、実物を引っ張り出す時、アルミステーと塩ビ管のキャップで固定出来るようになっていた、自分で作っておきながらちょほいと驚いたという本末転倒。

しかも、シリンジ(注射器的な部分)のピストンのゴム部品の側面にシリコングリスを塗れば普通に使えることに驚いた(恐らく、10年以上使ってないと思うが…)。



先述の通り、ホンダ指定の「油面高:75mm」より少し高めに「70mm」でフィニッシュ。
5ミリ程度なんで、言うほど違いは無いんではなかろうか?

で、組み立てる時もバイスプライヤーを使ってキャップを取り付けたので、バラすと時とは比べものにならないくらいの速さで組み立てられたのは言うまでもない。

ついでに、ステムと結合する部分が洗浄にサビてたんで(たぶん、貰いサビってヤツ)、オイルシール取り付け部の研磨の時に使ったサンドペーパー(#2000)で軽くサビを落としておいた。



平日5日間、仕事が終わってから夜なべ作業でフォークの組立まで終わらせていたので、休日である本日は車輌へ組み付け。

これにて「修理」は全て終了。
次回からは「整備」が始まります。

なんとか、4月の上旬までに引き渡したいところですが、整備も整備で瞬殺できる作業もあれば、時間が掛かる作業もあるんで、まだまだ先は見えねぇのがなんとも非情無情、、、。

しかも、整備作業は夜なべ出来ないので・・・ま、粛々とやってきますよ。





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