【修理】J520M 復活への道 #1【JBL】
折角の土日休みなのに、雑用王の休日は結局のところ雑用まみれになってしまうようで、予定は未定とはこのことか!?と恨み節の一つも言いたくなる今日この頃、皆様に置かれましてはどーもマツキです。
何とか、スピーカー修理に着手はしたんすが、そーっすねぇ・・・雑用が無ければ土日で終わらせられたかも?つくづく雑用が恨めしいと言えば恨めしい、、、。
先週のうちにエンクロージャー(ぼでぃ)のヤニ落としはしておいたので、先ずは肝心のスピーカーユニットを取り外さないといかんので、スピーカーネットを外したんですが、、、
それこ、腐ったエッジが"ポロン”って・・・唖然というか笑うしかなかったっすね(ぷ)。
元々は20年くらい前に1本だけエッジがボロボロになってたので隠居させたんすけど、問題なかった方も20年の時を経て、原形を留めたままエッジが・・・ウレタン製なんで「加水分解」という水分が原因で化学反応が起きて、ウレタンとかはこんな感じで分解・切断されてしまうらしいっす。
実際、ぽろぽろと崩れていく感覚で、最終的には粉みたいな感じになってました。
取り外しですが、写真の木ネジを4本外せばおっけー。
ユニットの裏側のケーブルを端子から引っこ抜けば取り外せます。
取り外すとこんな感じで、当初は修理じゃなくて、エンクロージャーとして5インチの新品のスピーカーユニット買って直すか?なんて案もあったんですが、ツィーター(高音域用のユニット)も付けたままだし、エッジの方が安いしで今回の修理に相成りましたと、さ。
それで、いよいよ古エッジの除去をするわけっすけど、先ほど書いた「加水分解」が進行しているせいか?カッターで刮ぎ落としていくのに、作業的にはサクサク進みましてね(ひ)、ただ剥してる最中に気付いたんすが、エッジ自体は接着剤じゃなくて両面テープでくっつけてあったっぽいっす。
それも劣化が進んでいるんで剥すのラクでしたけど、意外っちゃぁ意外で、例えばフレーム側が両面テープってのはわからなくもないけど、コーン側も両面テープっぽいのにちょびっと驚いたっすねー。
あ、「コーン」って言うのはスピーカー本体の真ん中の球体が乗っかってる、言わば「皿」の部分の事。
なので、先ずはフレーム側のエッジを刮ぎ落としてから、コーンの裏側の古エッジもコーンを傷付けないように注意を払いながらカッターで削り落とした感じ。
現在のスピーカーはいろんな素材のコーンがありますけど、たぶんコイツは定番の「紙」製だと思われるが、紙にコーティングがしてあるので、一定の柔軟性があり、尚且つ「加水分解」によりカッターで削るというか、軽く擦れば簡単に落ちてく感じでしたな。
これが今回買ったゴム製エッジ・・・ウレタンのエッジもあったんだけど、耐候性、耐久性を考えたらゴムの方が長持ちしそうだし、接着剤で固定するとなるとゴムの方が扱いやすいかなぁってのもあってのチョイス。
ウレタンをゴムにしたから、当然JBL本来の音は出ないだろうけど、そこまで音に対して神経質な人間じゃないし、もろもろ調べた時にウレタンもゴムも大差ない的な意見を見たり、それでもゴムの方が低音が良く出る的な話も見かけたけど(それは余りよろしくないが…)、昔ほどこだわりがあるわけでもないので、、、そもそも、ちゃんと直せるかもわかんないしねー。
因に、2枚セットで8百円しないくらい。
仮組み?してみるとこんな感じ。
コーンの端っこをキレイに削りたいところだけど、削りすぎて痛めたりしたら元も子もないんで、このまま接着するしかない(惜)。
フレーム側だけ、両面テープのカスを除去する為、仕上げに溶剤(ペイント薄め液)でキレイに拭き取り、コーン側は溶剤とか使えないからブラシで可能な限り加水分解したウレタンを落として今日のところは作業終了。
今週も5連勤なんで、早くても土曜・・・日曜は出勤なので、遅くても月曜には完成させられるか?
次回に続く、、、。
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