【CD】Jeff Beck『Performing This Week... Live at RONNIE SCOTT'S』


いやぁ、、、ヤバいですわ。

一先ず打ち止めか?ってことで、ライヴ盤を買おうと思った時、このライヴのDVD(Blu-ray)があるのは知ってたけど、CDもあるのを知って買うことにしたのである。

YouTubeでこのライヴの映像を何本も観てたから、内容が充実してるのはわかってたし、このDVDも追々買おうと思ってるけど、プレイを集中して聴きたいと思うと映像より音源の方が重要なんで、CDもDVDも買おうと思うのも必然と言っていいんじゃね?

とは言え、まあプレイ自体は同じだからさ・・・実際のところはどーなんだ?って話なんだけども、まーーー、ブッ飛んだよねー。久々にプレイで圧倒された感が半端なく、映像は映像として意義があるけど、音源買って良かったと、素直に思うのであった。

聴いた話だけど、今作のライヴ会場はロニー・スコッツ・ジャズ・クラブという小さめのライヴハウスみたいなところなんすけど、スタジオレコーディングと同様の音で録音してあるらしく、だからだろうけどホントに音が凄く良くて、ジェフのプレイを余すことなく音源化出来てるのではなかろうか?

しかも、この頃のジェフのライヴは、メンバーも固定化されていたみたいで、そのメンバーのプレイも圧巻。
ドラムの「ヴィニー・カリウタ」って、見た目はメガネかけたタダのおっさんなんだけど、録音の音の影響かもしれないけど、今まで聴いたことないようなドラムの音というかキレがあって、ソロ時代の名曲?「Scatterbrain」なんてマヂで天下のジェフ・ベックと対等な存在感があったし、ベースのタルちゃん(タル・ウィルケンフェルドって言う30代のオーストラリアン女性ベーシスト)も当時はまだ20代だっただろうに、まーまーエグイベースライン弾いてたよ。

今作で一番注目してたのは、ギターでカヴァーしたビートルズの名曲「A Day in The Life」。
中盤?のあのカオスな感じもジェフ流解釈のアレンジがこれまた良かったし、内容的にもソロ時代の曲ばかりとは言え、バンド時代の最高傑作がBB&Aの『Live in Japan』ならソロ時代の名盤に今作を挙げても良いんじゃなかろうか?それくらい、今作は"神アルバム"と言って過言ではない(個人的見解)。

DVDは、エリック・クラプトンと共演してたり、客席にジミー・ペイジとか、ロバート・プラントの姿があったりで、映像ならではの良さもあるし、視覚でもジェフ・ベックのプレイを堪能したいんで、出来るだけ早めに入手したいもんである。

一応、今回でジェフ・ベックは一旦打ち止めにするけど、他のライヴ盤も聴いてみたい気がしてきた今日この頃、正直言ってオススメはしないけどねー(この辺がジェフ・ベックの特殊性を現してる)。

コメント