【CD】Diamond Shake『ロックンロール黄金狂時代』
先月のThe Yellow Monkeyに続き、今月はDiamond Shakeですな。
洋楽カヴァーアルバムってことで、どんな感じになるのか?って、不安と期待まじりでいよいよ来たかって感じだったけど、なんつーか「アリだよねぇ」って感じかなぁ?
正直、収録曲が公開された時、まともに聴いたことがあるのって「Come Together」と「Mama Kin」の2曲しかなくて、後は"何となく"とか"サビだけ"とかだし「Jet」に関しては全く知らなかった(「Sympathy for The Devil」も全く知らんかった)。
おかげで、YouTubeで予習はしたけど、ホントにストーンズとかもほとんど知らんのよ、、、って言うのも、高校生の頃にビートルズ好きの友人"のなぴー"が「エアロとか好きなまつきくん(←普通にこうオレのことを呼んでいた)には、刺激が少なくてストーンズとか向いて無いんじゃないかな?」って言われたのがキッカケで、未だにストーンズには触手が向かない。
(そう言えば、Wingsも"のなぴー"に名前だけ教えてもらったな、、、いつもイーグルスと勘違いするんだけど)
「Hot legs」もロッド・スチュワートの曲ってことくらいしか知らんし、「Have You Ever Seen the Rain」も聴けば"嗚呼!"ってなるけど、CCR(バンド名)なんて何となく記憶にかすってるくらいで、「聴く音楽が偏ってるなぁ・・・オレ」って(ぅ)。
そんな程度のロック人生なんで、その昔に吉井くんがソロの頃、藤桂子の「夢は夜ひらく」のカヴァーやった時に「まんまじゃん」ってツッコミをブログに書いたことあったけど、こんだけ知らない曲だとツッコミ所がわからんから、大したことは書けないし、吉井くんにはスマンとしか言えんが、、、全体的に新人ベテランバンドが洋楽カヴァーするとこんな感じでアリかナシかで言えば「アリだよねぇ」ってなるのは必然か!?
何曲かピックアップして書くと、、、
「Jet」は予習で聴いたオリジナルのポール・マッカートニーよりダイアモンドさんの方が聴きやすかったのと、こう言っちゃ何だけど、イントロの1発目のギターのカッティング聴いた瞬間に「あぁ、シャケだぁ〜」って、モロにシャケの音だった(シャケ好きにはたまらんね)。
「Hot Legs」はダイアモンドさんは、こういう言い方が良いのか悪いのかわからんけど、ホントに「日本のロッド・スチュワート」だよなぁって思うね(本人も意識的に寄せて唄ってる気がするし)。
「Born to be Wild」はアレンジから全てにおいてカッコよすぎて、メンバーの皆さんありがとう(気分がノリノリになる)。
「Have You Ever Seen the Rain」は、雰囲気が良いし、これも予習でロッド・スチュワートがカヴァーしてるヤツ観たけど、流石にダイアモンドさんも寄せてない感じかな?後、ダイアモンドさんのハープに始まり、キョンさんのピアノからのシャケのギターって流れが気持ちよくて良き。
「Mama Kin」は、収録曲が公開された時に一番驚いたよね、ダイアモンドさんがエアロとか唄うの?つーか、聴くの?っていう、ホントにある意味では一番期待してた曲でもある。
ほとんど知らん曲ばっかりだけど「Mama Kin」は10代の頃に腐るほど聴いたから、ちょっと辛口になるかなぁって思ってたけど、案の定、結構"まんま"感が否めなかったけど、ダイアモンドさんが思ってる以上にエアロにマッチしてて更に驚いた(まぢで)。
「Mama Kin」は1stアルバムで、1stのスティーヴンってそれ以降のアルバムとは別人のようだし、1stの曲ならダイアモンドさん結構イケるんじゃね?って本気で思った。
ちなみに、エアロの中でも1stって結構好きなんすよ。
更に言うと、ギターソロの所が正かのダイアモンドさんのハープっていうカウンターが気分を「うひょひょ」にしてくれたし(ダイアモンドさんのハープ好きなんす)、シャケのヴォーカルが案外ジョー・ペリーっぽくってちょっと笑えた(ジョーよりは全然上手いけどさ)。
総じて思うのは、ダイアモンドさんの個性が洋楽カヴァーとして成立させてる気がすごくするんすよね・・・日本人がどんなにネイティヴな発音で唄ったって、オリジナルならいいけどカヴァーって全くの別モノだと思うからさ、ダイアモンドさんってホントに希有な日本人ヴォーカリストだなって、ね。
それと、やっぱ新人ベテランバンドの強みが出てるカヴァーでもある。
若い人だと必要以上にやっちゃうような気がするけど、抑えるところと攻めるところのポイントが絶妙っていうかで、本気で想像以上の仕上がりだね。
シャケがブログでカヴァー曲をライヴでやるのはタブーだと思ってたけど、やってみたらホントに楽しかったって言ってたが、原始神母だと完全再現とか言ってるわけだからきっとデヴィッド・ギルモアを完コピしてるわけでしょ?真逆のことやっていて、でも両方ともシャケにとっては面白いんだろうなぁって、ギタリスト冥利に尽きるってことなんだろうか?
つか、器用だよね(ぷ)。
ただ、一点、、、実に悩ましいのが、G5でIllustratorと向き合ってた時、夜はゴジラ観ながらだけど昼間はThe Yellow Monkeyの新譜をエンドレスリピートで聴いていて、内心「オパオパうっせんだよ(ニヤニヤ)」って思いながらも流石に耳が慣れてきてクセになってきたところに、この洋楽カヴァー・・・どっち聴きゃいいんだろうか?
嗚呼、非情、、、。
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