【CD】木暮 "shake" 武彦『Birthday Song』
んとねぇ、買う予定は無かったんだけど、、、
正直なことを言うと、シャケのヴォーカルって好きじゃないんだよね(ひ)。
個人的に、シャケのヴォーカルが良かったのはカジノドライヴ期「エデンの裏口から」の時だけで、PSYCHODELICIOUS期は当たり外れがある感じだし、Mt.Delicious期に至っては、、、
「マヂ、勘弁して、、、」
って、シャケのねちっこい感じにラヴリーレイナのヴォイスが重なると、シャケのヴォーカルに感じる嫌悪感が増幅する感じで結構な苦痛。
なんか、シャケの声って英語との相性はいいけど、日本語とは合ってないんじゃないか?
って、本気で思ってた。
だから、ちょっと前からシャケがレッドをセルフカヴァーしたのは知ってたけど、
「はぁ?レッドって、、、」
絶対、合わねーだろ。
って、確信的に思ってた。
なんで、いらねーって買わずにいたんだけど、この前、たまたまYouTubeで「Guellirra」を観たらさぁ、、、
「え!?想像より全然悪くないんだけど、、、むしろ、えええええぇぇぇぇぇ!!」
みたいな。
後、アレンジがとにかくブッ飛んでるって話で(Big Mountain Blueって時点で想像は付いたけど)、興味をそそられちゃったから買ってみた(ぬ)。
で、正直言って、「Casino Drive」以外は良かった。
カジノはねぇ・・・全編ってわけじゃないけど、やっぱ「ムリッ」ってところがあった。
でも、ホントに他の曲はアレンジも、、、
「ああー、レッドの曲にこのパーカッションが合うとはねーーー」
みたいなのとか、結構ホントに面白かった。
しかも、バラード系の曲のチョイスがさぁ、、、
「こ、木暮さん・・・Another Day,Another Time・・・やるッスか」
っていう、驚き(ふ)。
いやさ、「バラとワイン」は仕方がないにせよ、「Morning After」とか、完全にアノ人が脳裏を横切っちゃうじゃないッスか?いいんスか?
って、シャケにも歴史アリってことだけど、30年も昔の話だし、今となっては、、、ってところなんだろうなぁ。
まあ、アノお方も富士山を挟んだ反対側で幸せにくらしてるそうだし、それもこれも聴いてたこっち側に取っても懐かしい感じで、アリなんでしょうな。
で、「眠らない森のように」のラストで聴けるギターソロは、、、
「シャケちゃんよぉ、オレが聴きたいアンタのギターはこれだよっ!!!!!」
って、なんならレッドよりこっちの方がいいくらいだったし。
なにより、「Guellirra」は絶品です。
ダイヤモンドさんというかレッドの場合、“覚悟”とか“意思”みたいなモノが容赦なく伝わってくるけど、シャケヴァージョンというか、三国さんのキーボードがたまんなく良い味出してて、30代くらいまでだったら絶対レッドだろうけど、50歳目前の自分からするとシャケヴァージョンの方がしっくりくるよね。
全体的に言えば、当時からのレッドのファンの人でも賛否はあるだろうし、盲目的なシャケのファンなら無条件で絶賛するだろうけど、ただ一つ言えることは、ロックがどーとかレッドがどーだったとか・・・そんなもんどーでもいいし、ただただ肩ひじ張らずに何の気なしに聴いてられるアルバムだと思う。
作業中、エンドレスリピートで聴いてたけど、ヘッドホンで聴こうとは思わんがレッドの曲をここまで何の気なしに聴けるとは思いも寄らなかった。
多少、駄目なところ無きにしもあらずだけど、基本は良作なんではなかろうか?
個人的には買って損はなかったねっ。
コメント
コメントを投稿