【CD】Red Warriors『"SWINGIN' DAZE" 21st Century』


まあ、今更という気もするが、4th Album『SWINGIN' DAZE』の完全版と謳ってる以上、買わないわけにもいくまい、と。

しかしながら、楽曲的には30年前から繰り返し聴いた曲だし、なかなか集中して聴く感じにはならない。無論、『SWINGIN' DAZE』を1曲目から順に演奏してるみたいだし、各々の曲の間にイメージ的な新曲?と言うかがちりばめられていて、その辺が30年後の現在に甦った感を演出している。
当然ながら、いろいろな面で進化と深化をしているので、それはそれで聴き応え満載なのは言うまでもない、が。

個人的に言わせてもらうと、ライヴ盤じゃなくて、スタジオで作り込んだアルバムを出して欲しかったな。もっとも、今更メンバー3人がスタジオにこもって作り上げるなんてのは、なかなか難しいんだろうけどね。
それと、シャケのブログから察するに、一つのショーとして?或いはヴィジュアル面も含めてトータルの世界観として、完全版ということなのかもしれない。
だったら、Blu-rayとかDVDでリリースしろや、、、という話。

その辺の話はさておき、内容面で気になったのはダイヤモンドさんのヴォーカル。
前半は、ダイヤモンドさんの特徴でもある低音があまり出てない感じがするし、というか、ちゃんと唄える状態じゃないのをテクニックで誤魔化してるのか?なんて、勘ぐりたくなるくらい、ダイヤモンドさんらしさが死んでるが、後半とか2枚組の2枚目とかを聴いてると、本来のMr.ダイヤモンドになってるという、、、謎である。

ま、こんなアルバム買うのなんて限られてる人だけだし、多くはライヴに行った人とかなんだろう。だから、嫌味なことを書くと、予定調和的な大絶賛最高傑作アルバム、、、ってことなんだろうけどねー。

ただね、シャケ好きだった人間からすると、シャケのエグれたギターサウンドって、たぶん、レッドでしか聴けないんだと思うんだよね。だから、買って損した気分にはならない。

先日、超久々にシャケのHPに行ってみたら、今のバンドの新曲のMVが公開されていて観てみたけど、、、オレが聴きたいシャケではないね。

そんな感じで、当分なのか永遠なのかは知らんけどレッドのアルバムもこれで打ち止めかな?
レッドってバンドは、それでいいんだと思うんだよね。
気が向いたらライヴをやるくらいの感じが丁度いい(まあ、行かないけど…)。

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