【CD】HEESEY『ODYSSEY』


ん、まぁ、いわゆる、、、“ヒーセ”だよね。

こんなこと言っちゃぁアレだけどさ、期待してなかった。
おおよそ予想出来るし、いつものソレ的な感じでしょ?
みたいな、さ。

でも、意外と思ってたよりは良い仕上がりになってた。
TYOの1作目みたいに得意技一辺倒ってわけじゃなく、違うタイプの楽曲が割とバランスよく構成されてる。

ただ、、、「丸くなったなぁ」感は否めないっつーか、“突き抜けてる感”は感じない。
例えば「OLD CHILD」みたいなヒリヒリした緊張感と意思みたいなものが欠けていて、物足りなさを感じずにはいられない。

1曲目なんかは、「流石のヒーセ」と言わんばかりの得意技をハイレヴェルで繰り出していて、王道継承も板について安心感があるくらいだ。
反面、何曲かは「どっかで聴いたことあるなぁ」的なメロディがあったり、相変わらず、バリバリ胃にもたれるぜ、、、な歌詞も。

ま、この辺はストロング・ヒーセ・スタイルということで織り込み済みではあるが、根本的に歌詞がアッサリしてきたのも事実。この辺は、進化と言ってもいい、、、のか?

でもね、実際のところ「Instagram Sam」という曲の歌詞は良く出来てる。
どこかふざけてたり、皮肉とか自虐とか織り交ぜられていて、ストロング・ヒーセ・スタイルの進化系と言ってもいいだろう。
加えて、アルバムタイトルにもなっている「ODYSSEY」なんかは、ストロング・ヒーセ・スタイルの正常深化つってもいいだろうね。

しかしだ、アッサリとこってりの混在がもたらす消化不良が逆に露になった部分もある。
例えば「ROLL ON YOU」って曲の歌詞で“46億年〜”って部分、、、完全にメロディに馴染んでませんけどぉ?みたいな感じで、メロディに対して「反物質かっ!?」って言いたくなるくらい不協和音を奏でてるところもあって、それは、ストロング・ヒーセ・スタイルって言葉で言い訳できる話ではない。

結局のところ、ヒーセと言えども未だ道半ば・・・って、ところか。

全くねぇ、及第点に達してると言ってもいいんだけどぉ、、、うーん、、、

みたいな、アルバムですた。

ま、“らしい”アルバムであることには違いないんだけどさーーー。





今回ねぇ、ホントならもう1枚CDを買うつもりでいたんだけど、、、

おい、ゴラァ、ワチ公ぉおおおおおおお、、、

「通常1~2か月以内に発送します。」ったぁ、どーいう了見だぁ、あぁん?
さっさと、アマどんに卸さんかっ、ぼけっっつつつつっつつつつつっつつつっつつつつつっ。

と、言うことで、ワチ公の『After Fork in the Road』は後回し決定。
来月は、どーやら吉井くんがソロ活動の集大成と銘打ったアルバムをリリースするらしい。
もっとも、新曲は1曲しかないらしいけどねーーー(それでも買ってしまう自分が好きさ)。

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