微妙な季節に起こる悲劇
朝、目を覚ますと、そこまで暑いわけではないが生温い湿度感。 扇風機を回せば丁度よくなるのではないかと、今日最初の行動を起こす。 スイッチを入れる、、、刹那 「カラカラ、、、ン、カラカラ、、、ン」 異音、イオン、ライドオーン。 スイッチを切る。 前面のカバーを外し羽を留めている部品を外す。 「ほぅ、、、経年劣化か、、、」 ネジ(♀)を取り巻く樹脂が割れてネジ(♀)がプラプラ。 「はぁ、、、まだ早い、、、」 8月の終わり。 微かに秋めいてきたとはいえ、まだ夏の名残が漂っている。 「ふぅ、、、ハラヘッタ、、、」 まだ朝食を食べてない。 空腹のまま修理は出来ない。 何故なら、目覚ましを掛け忘れ、いつもより15分遅く起きたからだ。 洗濯しないといけないし。 朝食を摂り、洗濯機が回っている間に準備をする。 「アロンα、、、今、普通のしかないなぁ」 出来れば、耐衝撃用が欲しいところだ。 と、なれば、いつものエポキシパテか? いや、アレは手が汚れるしネジ(♀)のスプラインの隙間に馴染まない。 半分忘れかけていた、スーパーXG(ゴールド)を徐に探す。 久々すぎて、何処に置いてあるか忘れていた。 幸い、直ぐに見つかったが、そろそろ洗濯が終わる頃だ。 一先ず、洗濯物を改修して所定の場所に干し、やっと修理に着手する。 破損した樹脂をアロンαで接着し、ネジ(♀)を圧入しようと試みたが、 構造上、それは不可能のようだ、、、 「どうやってこの部品を作ったのか、、、」 恐らく、ネジ(♀)を中心に置き、部品の金型で挟んで樹脂を注入するのだろう。 接着する手間も省けるからコストダウンになるのだろう。 破損した樹脂を外し、スプラインにスーパーXG(ゴールド)を塗布してしばし待つ。 程良く弾力が出てきたところで圧入する。 「上手くはまらないなぁ、、、」 微妙に角度をずらしながらアタリを探り、やっとの思いで圧入完了。 あとは1時間程度待てば実用強度を得られるはずだ。 その間、少しずつ室温、湿度共に上昇してきたように感じる。 さほど暑いわけでもないが、微妙な湿度感が不快感を増させるから我慢も微妙。 「仕方ない、、、」 エアコンを回した。 当然、除湿だ。 結局、3時間ほど乾燥させてから取り付けてみる。 扇風機に向かって、羽は時計回りに回るから、ネジは逆ネジ仕様になっている。 反時計回りに回して固定するが、たまに...