【ハイゼット】センターキャップ加工


ダイハツの軽トラに三菱のエンブレムを飾るわけにもいくまい。

そんな次第でホイールのセンターキャップを替えるつもりでいたのだが、実際に社外品のセンターキャップは言うほど種類が無く(アマどん内)、何よりサイズの表記がよくわからんのだ。
そもそも、純正品のサイズ自体だってノギスでテキトーにザックリ調べた実測値で、それを基に探すわけだから、確実に取り付けられるという保証もなく、その割にお値段もまーまーするわけで、、、合いそうなヤツもあったけど、想像していたのとはちょっと違う感じっぽかったんで、勢いで買うわけにはいかねー。

って、ことで、交換ではなく純正品を加工してみようという話。
手順は、純正品の塗装を剥がし、エンブレム(凹状)をパテ埋めして研ぎ出したら、通常なら塗装ということになるところを、経費削減ということでカッティングシートを貼り付ける。
意外とねぇ、塗装って�費用がかかるのよ。

と、言うことで、今回は超写真多めなんでヨロシク(ぬ)。


純正品のスタンダード状態。

普通?この手の樹脂部品の塗装を剥がす時はケミカルを使うんだと思うけど、そんな所に予算を費やす気はサラサラないんで、いつも通り耐水ペーパー等でいっちゃいます。
ただ、正直な話、後になって思ったけど、カッティングシートで仕上げるなら塗装を剥がさなくてもよかったんじゃね?

 、、、いいんです。
表面が微妙に曲面になってるから、カッティングシートだと皺々になる可能性が多いにアリ、キレイに仕上がらなかった場合は塗装に切り替える可能性があるからいいのぉっ!


塗装剥がし#60。

耐水ペーパーとかで剥がす場合、粒度が細かいと時間ばっかりかかるんで、粒度は粗目から始めるけど、樹脂製なんで粗目過ぎると線キズ状態になって更に手間が掛かる可能性があるから#120くらいから始めようかと思ってたら、#60の使い掛けの残りが転がっててさぁ、、、しかも、耐水じゃなくて布ヤスリだったからセンターキャップの4つくらい使えるかなぁって、恐る恐る#60でやってみたら多少線キズ状になったところもあったけど、比較的短時間で塗装が剥げたっす。

因に、布ヤスリに限らず耐水ペーパーとかは、新しいヤツでいきなり使うと想像より削れちまうんで、テキトーに何かしらを削って均してから使った方が良い。布ヤスリの#60とかだったら、それこそ床のコンクリートとかにザザッとやって均す感じ。


下地仕上げ#600

これまた、切り分けの残りが転がっていた#320の空研ぎ(紙ヤスリ)があったんで、#60の次がいきなし#320ってのもどーなのか?とも思わなかったわけでもないが、間の番手を切り分けるのが面倒だったんで「えぇーーーい」と使ってみたら案外いい感じだった。

その後、これまた余り物の耐水#600で研いで下地仕上げ終了。
凹面の研磨は本来ならホビーリュータとかでやった方がキレイに削れるのかもしれないけど、面倒だったんで爪と根性で削ってみた。
まあ、仕上がりとしては余り褒められた状態ではないけど、どーせパテで埋めちゃうからさ。


そして、自滅と混迷と自戒のパテ盛り。

深さ2ミリまでいけるなら何とかなるだろうと買ってきた樹脂用パテ。
この判断がとんでもないことに、、、。


別に、クリームチーズを塗ったわけじゃないゾ。

ヘラに取って塗れると書いてあったからやってみたら、、、思わず「へ?」と。
速乾性があるらしくて、想像してたのとは違う感じの埋め具合になるし、仕方ないからと全体を塗ってみたけど、この時点で嫌な予感に包まれていたのは言うまでもない。


2時間乾燥させた様子、、、まぢかっ(凹)。

寒い日だったからエアコン全開で暖めていた部屋で2時間ほど乾燥させたらこの様。
そこまで肉痩せするぅ?
しかも、恐る恐る凹部に爪を立てると「ぐにゃぁん」って、2ミリの深さもないはずなのに表面だけちょっと硬化してるだけで、その下は・・・恐らく、何時間乾燥させても硬化しそうにないと判断して、パテ埋め作業やり直し決定。

確かに、パッケージに書いてある通り、線キズだったら2ミリでも硬化するんだろうけど、いやはや買い物の判断ミスだったな。
まあ、いずれワゴンRのバンパーとかのキズを直すつもりではいるから、そっちで使えると思うが、、、つくづく、今回は失敗であった(ぅ)。


振り出しに戻る。

パテを削ぎ落とす決めたら一気に行く。
凹部以外はそれなりに硬化していたので、例の如く布ヤスリの#60でザックリ削り、他も前回同様のやり方でやったけど、凹部は硬化し切ってないが精密ドライバーのマイナスで掘ってみたら案外ベロって剥がせたんでサクサクッと。しかも、段差の所はマイナスがちょっとした刃物感覚で削れたんで、爪と根性でやるよりキレイに落とせたんじゃないかな。


いつものエポキシパテ。

パテ買う時にこのエポキシパテが家にあることを思い出したのよ。こっち使えば予算を使わずに済むし・・・って思ってたんだけどぉ、なんかねぇ、、、買っちゃったんだよねぇ。

愛用のこのエポキシパテ・・・セメダイン社製です。いろいろ種類あります。
余談ですが、今回使ったヤツは「水中用」です(ぷ)。
いろいろあるんだけど、たぶん「耐熱用」以外は、外側の硬化剤(だと思う)の色が違うだけで、中身は同じなんじゃないのかなぁ?


極力、薄く盛った(つもり)。

愛用のエポキシパテ、練るとこんな色になりやす。
で、硬化後に削るので可能な限り薄く盛りたいわけです。厚く盛っちゃうと後々削るの大変だからねー(最悪、マルチツールとかで削る羽目になる。そして削りすぎて後悔する)。


布ヤスリ#320仕上げ。

流石に#60で削るのは気が引けるので、布ヤスリの#320でひたすらに削る。
結構、薄めに盛れたんで大変は大変だったけど、思ってたよりは短時間で削れたね。
尤も、その削り粉の量たるやアレだったけど。


耐水#600→#1000仕上げ

本来ならねぇ、ヘラ使ってサクってやればこんな感じになるんだけど、流石にエポキシパテはサクってやれないから研ぎ出す感じになるな。

クソ寒い冬の真夜中に指の感覚を信じちゃいけねぇって話でね。翌朝、指の感触で確かめるとやっぱ削りが甘いのがバレバレ(ひ)。
これで良しとしようかとも思ってたんだけど、やっぱもちっと攻めないといかんなってことで。


#320→#600→#1200仕上げ

再び、布#320→耐水#600と来て、余り物の耐水#1200が転がっていたから、これまた「えぇーい」と#1200で仕上げてしまったのである。
前回より三菱のエンブレムの輪郭がくっきりしたでしょ。実際には多少盛り上がってるところもあるんだけど、塗装とは違ってカッティングシートで仕上げるからそこまで研がなくても盛り上がりがわかるってことはないだろう。


4層仕様?のちょっとお高いカッティングシート。

お高いと言っても「お試し用」的なやつで100x100ミリで1枚240円 x4=960円。
高いのか?安いのか?わからん(ぷ)。

とは言え、4層仕様なんで耐久性とか耐候性があるとかないとか。やっぱ屋外で使うものですから、その辺は多少値が張ったとしてもチョイスするのは必然かな、と。

色はカーボン調ハイグロスシルバー。
カーボン調なんで黒でもいいんだろうけど、我がハイゼットにはちょっと似合わないかなぁ?次にモデルチェンジしたハイゼットはヘッドライト周りに黒の縁があってアイラインっぽくて、そっちだったら黒でも良かったけど、我がハイゼットは地味だかんねー(に)。


貼付け中。

散々、貼り方を考えてたんだけど、これって正解がわからなくて先人達の動画を見たら、案外単純に貼ってるなぁって感じだったんで、水貼りするわけでもなくドライヤー使って伸ばしながらエアが噛まないように貼ってく感じ。

この手のカッティングシートってドライヤー使えないヤツもあるみたいだけど、今回買ったヤツは全然使えるんで大いに助かったっす。
ただ、面倒くさくて100x100のまま貼ったから、余分なところを切り取るのに大変だったのは言うまでもないだろう(手間を惜しんではいけないという教訓)。


こんなん仕上がりましたけど(引き)。

こんなん仕上がりましたけど(寄り)。

始めてのチャレンジにしては、それなりに上手く貼れたんではなかろうか?
実際、折り返しとかの仕上がりは酷いもんだけど(そこから水が入れば剥がれる可能性大)、パッと見は問題ない仕上がりだから概ね良好と言っていいだろう。


いざ!装着。

うーん、予想通り・・・地味!!!
こうなると、青とかでも良かったかなぁ、、、なんて思うとか思わないとか。
黒もねぇ、もっとメタル感のガンメタとかだったら良かったんだけど。
しかも、引きで見るとカーボン調が全然わからんっていう非情。
ま、剥がれて貼り直すことになったら違う色も考えるとして、今はこれでいいのさー。


折角、買ったのに使うことなくお蔵入り決定。

水貼りを想定して買った「高品質・青いスキージ」、、、無念。


こんな感じで、一先ずハイゼットは終了。
予算が確保出来た上で気が向いたらタコメーターとか取り付けるかも?です。

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