入院したって話


20、21日の一泊二日で入院してました。
実を言いますと、かれこれ3年前?から尿路結石を患っておりまして。
まだ、母親が存命だった3年前の1月、職場でのたうちまわったのが始まり。

小さい石は仕方ないんですが、左の腎臓にデカイ石がありまして、特に悪さをしてないということだったので、一先ず放置していたわけです。

ただ、その為に半年に1回検査を受けないといけなくて、それが5月と11月だったんですが、主治医の出勤の都合で微妙にズレていき、6月になるのは構わんのですが、12月になるのは勘弁してもらいたい、と。なんせ、こちとら灯油配達がメインですから、一番クソ忙しい時期に検査って、、、

それで、昨年の11月の終わりに検査があった時、医者に、、、

「年イチじゃダメっすか?」

って、提案したんですけど、医者的には、単なる腎結石がうんぬんというより、それが発端でもっと大きな病気に発展するのを予防する為の検査なんで、、、

「んー、だったらそろそろ割っちゃう?」

的な話になりましてね。
まあ、こちらとしても割るなら割るでさっさとやりたかったくらい。
なので、内心「今更?」って感じだったんすが、費用も入院費込みで11万くらいだったんで、

「じゃ、割っちゃいますか」

というノリ。

一応、切開して取り出す方法、レーザーで焼き切る方法なんかもあるんですが、一番お手軽な体外衝撃なんちゃらっていう方法でやることに。
医者からは「ちょー痛いよ」って言われてたし、施術前に看護師の人から「なんか、パチンコ玉が当たる感じらしい」なんて情報も得ていたんですが、、、紛うことなくちょー痛かったっす(ちょっとした地獄)。

なんかね、一定のリズムで衝撃が来るんだけど、段階があって(5段階くらいあるのかな?)、2段階くらいまでは、

「意外と余裕ね」

なんて思ってたんですが、3段階4段階に来ると

「、、、ちょっと、、、無理っす」

って感じで一旦止めてもらったり。

痛み的には虫歯とかで神経がむき出しになってるところを、小振りなハンマーで“カーン”ってやられる感じ?反射的に身をよじるというか、一瞬力が抜けるというか、、、。

正直、我慢できない痛みでもないんだけど、その一定のリズムってのが厄介で、痛みが引き切った後にくるならいいんだけど、引き切る前に次のインパクトが来るという連続。

耐えられるかぁ!

医者曰く「呼吸する度に石が動くからねぇ」とか言ってたが、、、んで、点滴をしながらやるんだけど、そこへ鎮痛剤を追加で投入。
でもさ、鎮痛剤とかって効いてくるまでって個人差あるじゃない?
どーやら、オレの場合は遅いらしくてあんま意味がなく、医者がボソッと、、、

「今日中に割り切れるかなぁ」

って言う始末。

そこで、石って柔らかいところと固いところがあって、一先ず柔らかいところから割っていこう、と相成り候。

CTとかで石の固さがわかるんす。
確かに、柔らかいところは数値的に400台だったけど、なんか、数値が1000超えるとちょー固いらしく、オレの場合、最大で1200オーヴァーの所があって、

「超々固いよねー」

って、言われたくらい固い。

しかし、人間というものは常に進化する生き物なのですよ。
まあ、鎮痛剤が効いてきたっていうのもあるのかもしれんが、次第に痛みに慣れるというか、要領がわかってきて、

「あぁ、MAXの痛みを数回耐え凌げば何とか我慢できる」

ということを学習したので、医者から、

「松木さん、大丈夫?」

って聞かれると、

「あ、はい。死ぬ気で我慢します」

と、答えて最終的には、

「松木さーん、キレイに全部割れたよー」

て、医者がテンション高目に言ってきて、1時間にわたる激闘に幕が閉じたのであった。

そして夜、、、

術後も点滴が消灯時間まで続き、排尿する際、尿瓶みたいな容器に一旦出し、目盛りついた袋に移してくれと言われていて、術後最初の排尿、、、なんとも鮮やかなルビー色に染まっていた。

砕くと、腎臓内部を微妙に傷付けて出血するわけですよ。
なもんで、当然血尿になるという論理。

しかも、術後7時間も点滴すりゃぁ、結構な頻尿。
まともに眠れるわけもなく、その分、回数をこなす内に色も薄くなってく。

午前中、エコー(超音波)で腎臓チェックをすると、2センチだか4センチもあった石は姿がなく、小振りの石が数個写っていた。

で、最後、医者が来て、

「松木さん、退院可です」

オールオーヴァー。
実際は、石を割っただけなんで、後は自然排出待ち。
来月、経過観察の検査で残ってなけりゃ真のオールオーヴァー。
ま、残っていても結局は自然排出させるしかないからねー。

その後、元々「安静に」とか言ってたのが、退院前になったら、

「安静にしてるだけじゃなくて、身体を動かした方がいいよ」

とか、話違うじゃねーかよって思いつつも、医者からアドヴァイスをもらったので、22日は血尿が酷かったので安静にしてたけど、本日23日は、ワゴンRのヘッドライトを修理してました。

変わったところが一点。
この3年、夕方になると左下腹部が痛くなるという症状に見舞われ続けてたのが、少なくともこの2日間は全く起きない。

腎臓に石があると、痛くなる場合は背中と聞いてたから、胃腸辺りに何か問題でもあるのかと思ってたし、自分なりの分析により水分補給が上手くいけば、それほどの痛みにはならないことがわかっていたが、どーやら、石が原因だったのかなー?
ま、どっちにしろ、痛みが起きないのは有り難いことに違いない。

それにしても、一泊二日、、、実質は24時間くらいだったが、禁煙状態だったわけで、退院後、駐車場でいっぷくすると、久々に超々クラックラになってしばらく運転出来なかったとさ(ぷ)。

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